神様がこんな声だったらいいと思う
Red House Painters - songs for a blue guitar
最初になんて書き出せばいいかわからないくらい、、思い入れのアルバムです。
Mark Kozelekの声が本当に好きで、見出しにも書いたけど
神様の声がこんな声だったらいいのにと思うくらいです。
Mark Kozelekのソロプロジェクト
サッドコアとか言われてる
超カリスマinアメリカ
くるりが元ネタにしてる曲があるらしい
#1 Have You Forgotten
この動画ではじめて知りました。
オフィシャルなもののではないけど、このホームビデオの雰囲気が曲に染み付いてます。
どはまりした頃多分漠然と寂しかったんだろうなー
歩いてる時とか
疲れてる時とかには
淡々として落ち着いてるこういう曲が聴きたくなるよね。
後半に入ってくる優しいギターの音が好き。
Have you forgotten how to love yorself
#2 Song for a Blue Guitar
雰囲気が#1と一緒で、この曲もすごい好きです。
ノスタルジックなスイッチが入る曲とかアルバム、
皆さまあるだろうと思うけど、僕にとっては完全にこれです。
In the room all I feel is the cold that you left
Through the air all I see is your face full of blame
#3 Make Like Paper
打って変わって歪んだギター。
アホ長いソロがあって最初は飛ばしてた曲なんだけど
今では一番愛おしいというか
ギターをかき鳴らすことが自分の感情を全部吐き出す行為で、人には言えないけど全部受け止めてもらえる、あーー!!
みたいな感覚で弾いてるソロだこれは!!(バンド経験者には伝わってください)
っていう感じがして、難なく12分聴けます。
悲しい歌詞。
Way back, back then
I considered you my best friend
But the last time I saw you
I knew I'd never see you again
もう会えない人を思って歌っている曲のようです。
Mark Kozelekが住んでた地名も出てくるし
歌い出しがNYで過ごしたハロウィンの日・・・
みたいな感じで
歌詞が具体的に展開されていくところから、その日の情景が頭の中にありありと残ってる印象を受ける。
繰り返されているフレーズは以下
Leaves are turning brown
All over the ground
Leaves make like paper
Make like paper sounds
木々は色を変えて
枯れ葉は地面に広がったまま
紙がこすれるように風に音をたてる
僕がイメージしたのは映画なんかで見るアメリカの墓地で、
青々とした新緑が秋になった風景です。もっと枯れた葉かもしれない。切ない。
Leaves are turning brown
All over the ground
Leaves make like paper
Make like paper sounds
#4 Priest Alley Song
アルペジオが素敵。練習したなー
後半少し盛り上がるけど物悲しいままで終わります。
Still in my hand I feel the sting
And the sounds of bells ring
And the memory of your face
Never washes away
With the current leaving
手には刺すような痛みが残っていて
ベルの音がまだ聞こえてくる
僕は一人になったけど
君の顔が離れないんだ
#5 Trailways
こちらもアルペジオ曲。
後半入ってくるフィードバックのレイヤーが綺麗。
幻想的な綺麗さではなくて、空気が澄んでいる早朝みたいな綺麗。
この記事書きながら歌詞を読み込んでるんだけどなんとも言えない
雰囲気でわかってたけど(あえて読んでこなかったけど)
悲し気な話ばっかり
But you were my friend
At the turn of my life's events
I felt weak in the hold of your soul
And your blood red eyes even more
But the feelings that stay with you now
Get lost over time somehow
#6 I Feel The Rain Fall
そこそこ明るい曲がやっときた。
けど歌詞は悶々としてます。
#7 Long Distance Runaround
プログレバンドYesの歌詞を借りた曲。
曲調の違いにびっくり。アルバムで一番ロックな曲かも。
彼が歌うと何でも深まるというか、諦念混じりになるマジック。
#8 All Mixed Up
こちらもThe Carsという曲のアレンジ。
原曲はQueenみたいなコーラスが入ってたり80'sなクラシックロックですが
こっちは正にオルタナアレンジという感じで
コーラスには歪んだギターがぶち込まれてます。
ちなみに曲名のall mixed upは
もうめちゃくちゃだ、とかそういう意味のようです。(f**ked upとかもそう)
She said leave it to me
Everything will be alright
#9 Revelation Big Sur
アコースティックな曲。ソロやアレンジに聴きいっちゃいます。
声を張り上げるところがいくつかあってハッとするというか
うーん切ない。
You don't see anything
Through all your worries and the worst in people
You're the builder of your own high temple
And that's the magic of your mind
You're the reason that I'm down
But you're the promise that I've found
And you're all that I've got
Who's the meanest, who's a genius, who's mine
#10 Silly Love Songs
一発目のギターから重々しい。
元曲はまさかのPaul McCartneyで普通にポップソングでした。
ロックの有名所をいじった曲が三つも入ってて
アレンジの練習してたのかなとか思えてきます。けど全部好き。
当時契約してた4ADが#3とこの曲の冗長ソロがあるならリリースできないと言ったらしいけど、まぁ納得の暗さ。
このアルバムをうちからリリースしなかったのは大きな間違いだった、と4AD創設者が言ったとか言わなかったっとか。(Wikipediaでcitation neededになってる)
こんな重々しいI love youはなかなか聞けないと思う。
#11 Another Song for a Blue Guitar
最後の曲。
アルバムを作っていた頃の描写らしきものが歌詞にあって
だらだらと思いつきみたいなギターが続くアウトロ
曲にしたからと言って
So I played her a song but the timing was wrong
Poor choices of chords and the words were forced
And the one thing that I found as I gazed at the sea
Was that she lost all hope, all hope in me
彼女に曲を聴かせてみたけど、もう遅かった
曲は上手くいかないし、歌詞も不自然な気がするんだ
海を眺めているときにわかったのは
彼女が失望してしまったことだけ
歌詞読み倒していったら結構重たい内容だったけど
僕は雰囲気が好きで、誰かを思ってとかじゃなくたくさん聴きました。
こんな長くてだらだらした文章読む人いるのか・・・
ちなみに歌詞は全部拙訳です。
もし読んでくれた方がいたらありがとうございます。
是非聴いてください。